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SYUTO Press
2015.11.20

SYUTO Press Vol.25 F1マシン「マクラーレン ホンダMP4-30」プラモデルを作らせて頂きました!

ミニチュアカーを中心としたEBBRO(エブロ)ブランドを展開する有限会社エムエムピー様からのご依頼で、マクラーレン ホンダが2015年シーズンのF1レースで使用しているMP4-30のプラモデルを作らせていただきました。

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 McLaren Honda MP4-30 2015 Middle Season Version  No.22
出典:EBBRO HP

2008年以来のF1復帰となるホンダのハイブリッド技術を駆使したパワーユニットを搭載したMP4-30。空力特性を活かした美しいデザインが特徴です。

フロントノーズについている車体番号は、2014年より生涯ドライバーが使用する番号を表示することになりました。写真の番号No22はジェイソン・バトン選手の番号です。ちなみにこの番号は、選手が好きな番号を選び、他の選手と重なった場合は前年のドライバーズランキングが上位の選手の希望が優先され決定したのだそうです。

それではF1マシンの各パーツを簡単にご紹介します。
(下記写真は、弊社試作品Ver.です)

部品説明

① ノーズコーン:空気抵抗を減らします。
② フロントウイング:前方から受ける風によってダウンフォース(マシンを地面に押し付ける空力)を生み出します。
③ フロントサスペンション:路面の凹凸を吸収して振動を抑えます。
④ サイドポッド:ラジエーター、オイルクーラーなどの過剰な熱を発散させるための熱交換器が収められており、大きく開いた前方の穴から空気を入れて冷却します。
⑤ インダクションポッド:ガソリン燃焼用の空気の吸入口で、空気は前方から受ける風により高圧化されて効率よくエンジンの吸入口に運ばれます。
⑥ リアウイング:ダウンフォースを発生させ、車体後方に発生する渦を抑制します。

写真のように各部分まで徹底的にリアリティを持たせることにこだわりましたが、実はこのプラモデルの大部分は写真を元に設計したもので、車体の裏の部分などはクラッシュした際にクレーンで釣り上げられていた映像を見て設計しています。

裏

 

「最高のF1マシンプラモデルを作る」というお客様の思いは並々ならぬものがあり、弊社の設計者と何度も打ち合わせを行い、修正を重ねました。

組み立て前のパーツ。

部品

担当者がお盆休みを返上して製作した苦労が報われ(笑)、自信作が出来ました!

2015年冬発売。1/20スケールの精巧な作りをぜひ実感してみてください。