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SYUTO Press
2018.03.23

SYUTO Press Vol.52 秋東精工注目の若手・吉田が挑む!大型マシニングセンタ導入への道

こんにちは、吉田大我です。私が秋東精工に入社した時、秋東Pressで紹介されたのですが、はやいものでそれから3年がたちました。

SYUTO Press Vol.18 作曲と金型製作に共通点!? 転身した新人吉田はどのような作品を目指すのか!

今回は、社長の任命で大型マシニングセンタの導入を担当したので、ご報告をしたいと思います。
吉田さん
マシニングセンタは、コンピュータでプログラムを作り、その命令通り切削加工することでプラモデルの金型を作る機械です。

金型を作るには、金属の板を設計に合わせてドリルで穴をあける作業があります。

ドリル

穴をあける場所はCAMで設計して制御データを作成し、マシニングセンタでその設計に合った太さのドリルを上部にセットして削っていきます。
マシニングセンタ
穴の大きさは大小さまざまあるため、ドリルもかなりの種類を揃えています。

ドリルセット

今回のマシニングセンタの導入により、0.1mm単位のドリルをすべて揃えて、金型も600mm×450mmの大判サイズまで自社で内製できるようになりました。これで、従来は外注していた金型も自社で内製できるようになりました。

ちなみに、CAMの設計は私が担当し、実際のオペレーションは清藤 聖也(きよとう まさや)君が担当して進めていきました。

でも、思っていた以上に苦難の道が待ち受けていました。機械に独特のクセがあって、なかなかうまく動作しなかったのです。

清藤君といろいろ試したのですが、あっちが直るとこっちが動かなくなるといったことを繰り返すこと、・・・なんと半年!! あまりにストレスがたまり、八つ当たりに二人でウエス材(工業用の拭布)を振り回したり殴ったりして暴れたことも・・・(笑)。

でもめげずに粘り強く調整したかいがあって、最近では驚くほど生産効率があがり、工場の大黒柱になりました!

例えば、下の写真は設計からオペレーションまで私1人で担当し、新しいマシニングセンタで作った金型の1つです。マシニングセンタを無事に導入できた嬉しさで、金型の重さもまったく感じません(?)

吉田さん2

いままで、大きな金型のベース部分を作成する場合は、既存のマシニングセンタには入らないため、やむなく外注していました。

おかげさまで、弊社ではたくさんの会社様から様々なサイズの製品を依頼されておりますが、今回新しいマシニングセンタを導入して作業を内製化したことで、より柔軟な生産体制を作ることができ、納期のコントロールもできるようになりました。

今後はさらに工夫してお客様の要望にさらに柔軟に応えられるようにしていきたいです。

これからも進化する秋東精工と僕にご期待ください!