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SYUTO Press Vol.07 我謝、南極観測船しらせに乗る!
ついに弊社社員の我謝隆司(がじゃ りゅうじと読みます)が南極観測船しらせに乗船しました!
・・・と言っても南極観測隊員に選ばれたのではなく、先日フォーサイト様のご依頼で弊社が設計、製作いたしました「1/700 スケールインジェクションキット海上自衛隊砕氷艦AGB5003 しらせ」が販売されました。制作にあたり「2代目しらせ」を保有する海上自衛隊に何度も足を運び、かなり精密な再現ができたため、「しらせ」関係者に喜んでいただきまして、乗船イベントに招待されました。
このプラモデルは今回の「しらせ」から採用された上部のバラストタンクの再現、そしておそらく誰も気づかないであろう、「しらせ」関係者から要望が強かった艦橋屋上部分のゆるやか傾斜の再現(雪が自然に落ちるようにするため)など、海上自衛隊、フォーサイト様、弊社でこだわりぬいた製品です。
さて、弊社社員である我謝は、今回ただ南極観測船に遊びで乗ったわけではございません。(本人はもしかしたら・・・)
実は、今回の南極観測船の制作にあたり、「セールスエンジニア」として活躍したご褒美として、社長の名代で乗船したのでした。
おかげさまで弊社もたくさんのご注文を頂けるようになりましたが、そのご注文やご要望にお応えするための弊社の営業部門が追いついておらず、ご迷惑をおかけする部分がございました。
そこで、弊社で10年間、現場で放電機のオペレーターを中心として、工場内のほぼ全ての機械を使いこなしておりました我謝が、新しいセールスエンジニアとして役職に就き、社長の期待を一身に浴びて、今回の案件に取り組んだわけです。
その技術者としての知識を今度はセールスエンジニアとして、みなさまのお役に立つことができればと考えています。我謝としても今回の機会を次の世代を引っ張るためのチャンスととらえております。我謝はセールスエンジニアとしての腕を上げるため、自身でもプラモデルを購入、研究し、お客様の声と現場の意見を調整しながらより良い提案ができるように備えるなど、新しい業務に意欲的に取り組んでいるようです。
こちらが弊社の新しいセールスエンジニアである我謝 隆司(がじゃりゅうじ)です。
この特徴的な名字は、沖縄がルーツとのことです。ただ、本人は生まれも育ちも東京です。
しかし、本人はこの名字に強い愛着があり、我謝の「謝」は感謝の「謝」として皆様に感謝し、そして感謝されるセールスエンジニアになるのが目標とのことです。
その気持ちの現れとして、愛車のナンバーを「3739(ミナサンキュー)」としています(笑)
また、向上心と研究心が高く、技術者時代はある大手自動車メーカー様のコンセプトカーのプラモデル開発時には、お客様の要望ではコンセプトカーの底面は平面でした。しかし、実物から排気口を自身で見つけ出し、よりよい製品とするために現場の技術者を説得し、金型に排気口を追加し製品化しました。結果、メーカー様にも喜んでいただき、またコンセプトカーのプラモデルを手に入れられなかったお客様より今でも販売はしないのかと問い合わせがくる製品となりました。
まだまだセールスエンジニアとしては新人ではありますが、皆様の温かいお心で接していただき、時には叱咤していただければ幸いです。
最後に今回、我謝が「しらせ」で撮影した写真を掲載させていただければと思います。写真と海上自衛隊、フォーサイト様、そして弊社が協力して制作した1/700スケールの「しらせ」を見比べていただければありがたく存じます。
「しらせ」の写真はこちらとなります。